ヤマムギ

growing hard days.

*

別アカウントのVPCからAWS PrivateLinkを使う

      2023/02/12

VPC エンドポイントサービス (AWS PrivateLink)を参考にしました。

NLB + EC2 の構成

右側サービス側のNLB+EC2の構築手順は割愛します。
NLBは内部向けにしました。
EC2は以下のユーザーデータで、画面上にインスタンスの情報が表示されるWebサーバーにしています。

エンドポイントサービスの作成

VPCの[エンドポイントサービスの作成]から作成しました。
NLBを選択して、[エンドポイントの承諾が必要]を有効にしました。

VPCエンドポイントサービス、プリンシパルの許可を設定

作成したエンドポイントサービスを選択して、[ホワイトリストにプリンシパルを追加する]アクションから、コンシューマー側(呼び出し元)のアカウントを追加しました。
123456789012 はもう一方のアカウントIDです。

arn:aws:iam::123456789012:root

arn:aws:iam::123456789012:rootの形式で指定すると、アカウントID123456789012でVPCエンドポイントの作成が許可されたIAMユーザー、IAMロールがVPCエンドポイントを作成できます。
もしもエンドポイントサービスを提供する側が、ほかアカウントで許可されるIAMロールやIAMユーザーを限定したい場合は、arn:aws:iam::123456789012:user/usernameや、arn:aws:iam::123456789012:role/rolenameを指定します。

VPCエンドポイントの作成に必要なので、サービス名をメモっておきました。

VPCエンドポイントの作成

123456789012のアカウントで、VPCエンドポイントを作成しました。

[サービスを名前で検索]を選択して、メモっておいたサービス名を入力して[検証]ボタンを押下しました。
操作しているIAMユーザーにVPCエンドポイントの作成が許可されていれば、サービスが見つかります。

サポートされるAZはNLBが設定されているAZのみになりました。

作成すると、[承諾の保留中]となりました。

エンドポイントサービスで承諾する

エンドポイントサービス側のアカウントに戻り、[エンドポイント接続]タブで承諾をしました。

コンシューマーEC2から接続してみる。

EC2インスタンスを起動して、curlコマンドで、VPCエンドポイントのDNSにリクエストしてみました。

エンドポイントサービス側のEC2インスタンスの情報が見れました。

エンドポイント作成後に特定のエンドポイントからのリクエストを拒否したい場合

エンドポイントサービス側で、「エンドポイント接続リクエストの却下」を選択します。
状態がRejectになり、接続しようとしてもエラーになります。


最後までお読みいただきましてありがとうございました!

「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。

 - AWS ,

ad

ad

  関連記事

php-fpm で Out of memoryが発生した際にメール通知する(AWS CloudWatch , Amazon SNS)

AWS CloudWatch LogsエージェントでAmazon EC2上のNg …

「JAWS-UG DE&I AWS re:Invent 2024 recap サーバーレス ハンズオン」でサポーターしてきました

JAWS-UG DE&I開催の「AWS re:Invent 2024 r …

Amazon InspectorによるLambda関数の脆弱性検出結果を確認しました

AWS re:Invent 2022期間内に発表されましたAmazon Insp …

VPC環境でLambdaを100同時実行してプライベートIPアドレスを確認した

2019年9月発表のLambda 関数が VPC 環境で改善されます以降に、VP …

S3リクエストメトリクスをプレフィックスを指定して有効化

検証でどのリクエストがどれぐらい発生しているのか、さっと知りたくなったので、特定 …

AWS IAMのMFA「エンティティは既に存在しています」に対応しました

エンティティは既に存在しています MFA Device entity at th …

Amazon Aurora Serverless 課金確認

Amazon Aurora Serverlessを使い始めてみましたの記事で書い …

Well-Architected Tool レンズヴァージョンアップ

当ブログのWell-Architectedレビューを久しぶりにやろうと思い、We …

macOSにAWS Schema Conversion Toolをインストール

環境 macOS BigSur バージョン11.5(20G71) MacBook …

cfn-signalの認証とネットワーク

AWS CloudFormationヘルパースクリプトのcfn-signalがC …