Alexa Day 2018 で「金融機関向けAmazon Echo/Alexaへの取り組み事例紹介」を聞きました
2018/02/17
Alexa Day 2018 で「金融機関向けAmazon Echo/Alexaへの取り組み事例紹介」セッションを聞きました。
以下は、思ったことや気になったことをメモしていますので、必ずしも登壇者の発表内容や意見ではないことをご承知起きください。
スピーカーはNRIの馬勝さん
目次
NRIにおけるクラウドネイティブの取り組み
ソニー銀行のマイグレーションや、岡三オンライン証券のサーバーレスアーキテクチャ案件で金融機関さんの案件に取り組んでいた。
なので、厳しいセキュリティ要件の知見も持っているとのこと。
事例、現場の経験って説得力がありますね。
みずほ銀行様 Alexa導入事例
Alexa導入のきっかけ
Fintechに全力で取り組んでいて、非対応チャネルの拡大にも力を入れているので、Alexa導入への流れになる。
アメリカ現地に行って、ニーズ確認と技術的、セキュリティ面の確認でPoCをしていた。
PoCの1 バンキングASKサービス
銀行APIと連携して残高やアラート機能、スキルカードの表示。
PoCの2 amazon shopping & バンキング
Amazon ウィッシュリストと連携して購入。
PoCの3 IoTサービス&バンキング
デジタル貯金箱として物理の貯金箱の金額を可視化。
CDP
Lambdaで銀行APIを叩いて残高照合や、貯金金額でプッシュ通知などされていた。
PoCを経て
残高照合は重要で、金融系でのニーズもあるとわかった。
日本でのローンチ
機能を絞り込んで「残高照会」、「入出金明細」を開発された。
プロジェクトのススメ方は、日本家庭でどの部屋にAlexaを置くのか、からシチュエーションを検討して、応答時間を考えたりされた。
人と人でロールプレイをしてVUI設計をしたそう。なるほど。
「Alexa みずほ銀行を開いて」で残高照合と入出金明細が出来るようになった。
Alexaスキルを検索してみたら、ありました。
開発時に感じたこと
VUIと通常のアプリ開発との違い
「何が受けるのかわからない」「どうやれば自然に出来るのか」を考えながらになるので、ウォーターフォールではなくアジャイル開発になったとのこと。
台本はやっぱり書いたのですか。書かなきゃですよね。なるほど。
これ、エンジニア力だけだと無理ですよね。
既存リソースだけでやるならいろんな人を巻き込まないとな〜と思いました。
開発面では大きな差はないとのこと。
自然言語開発はAlexa側で吸収とのこと。これは対話モデルでしょうか。
テストの自動化は出来なかったけど、やるとすればAmazon Pollyを使ったりとのお話があった。ですよね〜
金融機関向けと一般向けとの違い
セキュリティ面で非常に気を使った。
OAuthはAuthenticator code grantを使った。
う〜ん。精神衛生的に大変そう。なので、最初は個人に紐付かないサービスから始めてみたいですね。
その他のTIPS
アルファベットはカタカナで書いたほうがいい。カタカナがいやなら、SSMLで制御する。
このへんをちゃんとやらないと公開時の審査に通らないとな。ふむ。
エラーハンドリグ時に迷子になりやすいらしい。あと、Alexaのタイムアウトは8秒らしい。これは気にはするけど、ふるまいは試してみよう。
人との会話でも8秒待たされるとストレスw #alexaday2018 #jawsug
— やました (@yamamanx) 2018年2月11日
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
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また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
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