AWS LambdaのSQSへの自前ポーリングをやめてSQSイベントソーストリガーに変更した
以前は、LambdaがSQSからメッセージを受信するには、キューをポーリングしてメッセージを受信する必要がありました。
ポーリングしてキューがあればLambdaを実行するLambdaを動かしたりしていました。
2018年7月にSQSがLambdaのイベントソースとしてサポートされました!
「AWS Lambda がサポートするイベントソースに Amazon Simple Queue Service を追加」
これにより、ポーリングを実装しなくてもよくなりました。
SQSからキューメッセージを受け取ってRedmine APIへデータ登録していたLambdaを改善したいと思います。
本処理をしているLambdaのトリガーをSQSにします。
IAMロールはSQSとCloudWatchに対してのアクセスを許可しました。
目次
event[Records]
eventで渡されるRecordsの中にはすでにキューメッセージも、receiptHandleも含まれています。
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 |
{ "Records": [ { "messageId": "(messageId)", "receiptHandle": "(receiptHandle)", "body": "", "attributes": { "ApproximateReceiveCount": "", "SentTimestamp": "", "SenderId": "", "ApproximateFirstReceiveTimestamp": "" }, "messageAttributes": {}, "md5OfBody": "", "eventSource": "aws:sqs", "eventSourceARN": "arn:aws:sqs:us-east-1:************:my_queue", "awsRegion": "us-east-1" } ] } |
サンプルコード
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 |
import logging import boto3 import json import traceback import os logger = logging.getLogger() logger.setLevel(logging.INFO) def lambda_handler(event, context): try: sqs = boto3.client('sqs') sqs_url = os.environ.get('SQS_URL', '') for record in event['Records']: message_body = json.loads(record['body']) #処理 response = sqs.delete_message( QueueUrl=sqs_url, ReceiptHandle=record['receiptHandle'] ) logger.info(response) except: raise Exception(traceback.format_exc()) |
料金
「この機能には追加料金はかかりませんが、Lambda サービスは SQS キューを連続してロングポーリングするため、標準の SQS 価格設定でこれらの API コールに対して課金されます。」とあるので、ポーリングをAWSがやってくれてはいますが、SQSへのリクエスト課金は発生するということですね。
むやみやたらにポーリングしているわけではなく、かしこい頻度調整をしながらロングポーリングをしているようです。
なので自分でコーディングするよりはきっと効率的でしょう。
詳しくは、「AWS Lambda がサポートするイベントソースに Amazon Simple Queue Service を追加」をご参照ください。
これで余分なLambdaも余分なコードも必要なくなりました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。
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