Developers Summit 2024「エンジニアの成長とそれを支える組織の考え方」を見ました
株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング CTO 高安 厚思さん
目次
テクノロジーとコンサルティングの融合
各メンバーがどっちかだけではなく、両方ともやっていく。
いずれかに強みを持っているメンバーもいるのでバランスはある。
チームとしてのテクノロジーとコンサルティングの二刀流を実践されている。
すごい人とは
すごいと感じた人がどうだったかのエピソードを書き出されていた。
その人たちの特徴は次のとおり。
* 俯瞰的な視点
* 本質的な理解
* 圧倒的なスピード
全体を見渡せて、付け焼き刃な理解ではなく本質的な理解による応用、完璧を求めずにやってみるスピード。
幅広い視野と、場当たり的に検索して解決した知識だけではなく体系的に学んだ知識を持っている。
現実を知った上でToBeに対してのロードマップの途中としてやるべきことを考えられる。
これらを持っている人たちがすごい。
ToBeの話は本当にそうで、「あるべき論」や「理想論」という人たちは一歩目も踏み出さない傾向が多いです。
あるべき論があるならそこに向かうために今何をやるかを考えてやっていきたいですね。
技術分類・ロール
ITコンサルタント、アーキテクト、スペシャリストそれぞれの役割に対して、技術の習熟度はそれぞれ違う。
知らなくていいものはないけど、役割によって習熟度は異なる。
「知らなくていいものはない」からお互いが歩み寄って融合してコミュニケーションがとりやすくなる。
「専門用語で話すな」
これは私も事業会社時代によく言われました。
「専門用語ではなく正しい用語です。言い換えるのは間違いのもとです。わからない言葉は説明します。」
と言ってました。
技術習得・マインド
「技術の選定は組織における実現可能性」
扱えない技術を選択してもしかたない。
だから扱える技術を増やしていったほうが選定対象は増える。
WillならCanを増やす、そうすればMustはより実現しやすくなりますね。
「技術マップと棚卸し」
ライブラリや機能の裏で動いていることを可視化してみる。
何がわかっていて、わかっていないのかを明確にしていく。
何を勉強すればいいのかがわかると成長のきっかけになる。
だからといって技術に傾倒してビジネスの場で求めすぎない。
CraftsmanShip
* 動作するソフトウェアだけでなく、よく作られたソフトウェア
* 変化に対応するだけではなく、付加価値を高めていく
* 個人や交流だけでなく、専門家のコミュニティ
* お客様とのコラボレーションだけでなく、生産的なパートナーシップ
技術者の成長を支える組織的役割
2017年AWS reInventに役員に参加してもらったのが正解で、クラウドへの方向性が変わった瞬間だった。
2018年にCCoEが立ち上がった。
技術組織としてのミッション、ビジョン、バリューを作られた。
最初はバーチャル的な組織として週2時間ぐらいの社内コミュニティとしてスタートした。
そこから会社の経費を使用して、学習モチベーションが高まっていった。
感想
BTCさんの勉強会を視聴したこともありますが、中の人たちが皆さん自主的に取り組まれているのが印象的でした。
「丸暗記で終わらない!資格を業務・キャリアへ活かすための私たちの取り組み」を観ました
その背景にはこのようなCTOさんがいらっしゃるのも大きく影響しているんですねと思いました。
ボトムアップやトップダウン、それらを仲介して良い方向へ調整していく方、CTOの役割って重要ですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版」という本を書きました。

「AWS認定資格試験テキスト AWS認定クラウドプラクティショナー 改訂第3版」という本を書きました。

「ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト [DVA-C02対応] 」という本を書きました。

「要点整理から攻略するAWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト」という本を書きました。

「AWSではじめるLinux入門ガイド」という本を書きました。


開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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このブログの内容/発言の一切は個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。
このブログは経験したことなどの共有を目的としており、手順や結果などを保証するものではありません。
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また、勉強会やイベントのレポートは自分が気になったことをメモしたり、聞いて思ったことを書いていますので、登壇者の意見や発表内容ではありません。
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