Redmine REST APIを操作するpython_redmineを試してみた
Redmine のGUIの登録が面倒なのでコマンドで登録、更新、時間の記録が出来るようにしたい、ってことで、Redmine REST APIをPythonで扱う方法をいろいろ見てみましたが、python_redmineが必要な操作を満たしていて使い勝手が良さそうなので試してみました。
目次
RedmineでREST APIを有効にする
管理者でRedmineにログインして[API]タグ-[RESTによるWebサービスを有効にする]にチェックします。
※バージョンによっては[認証]タグにあります。
API操作に使用するユーザの[個人設定]の右ペインでAPIアクセスキーをコピーして使います。
インストール
pipでインストール出来ます。
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$ pip install python_redmine |
基本
「key=」にAPIアクセスキーを指定します。
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from redmine import Redmine redmine = Redmine('http://mydomain.com', key='xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx') |
チケット登録
手入力同様に必須でもデフォルト値のあるフィールドは省略可能です。
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issue = redmine.issue.new() issue.project_id = 'test' issue.subject = u'題名' issue.tracker_id = 1 issue.description = u'チケットの説明フィールド\n改行' issue.assigned_to_id = 1 issue.start_date = datetime.date(2017, 2, 1) issue.due_date = datetime.date(2017, 2, 28) issue.estimated_hours = 3 issue.save() |
project_idはプロジェクトの識別子を指定します。
tracker_id(トラッカー) はtrackerテーブルのレコードで確認します。
assigned_to_id(担当者)はusersテーブルのレコードで確認します。
estimated_hours(予定工数)は時間です。
start_date , due_dateは厳密に日付型で指定します。
チケット更新
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issue = redmine.issue.get(12345) issue.status_id = 2 issue.due_date = datetime.date(2017, 3, 31) issue.save() |
該当のチケットIDはredmine.issue.getで取得します。
このチケットIDは画面で確認出来るIDです。
よくあるケースとして、ステータス、期日を変更してみました。
作業時間の記録
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time_entry = redmine.time_entry.new() time_entry.issue_id = 12345 time_entry.spent_on = datetime.date.today() time_entry.hours = 3 time_entry.activity_id = 12 time_entry.comments = u'作業の内容' time_entry.save() |
activity_id(作業種別)は事前に確認しておきます。
spent_on(作業日)は厳密に日付型なので、datetime.today()ではなくdate.today()を使います。
issue_idにチケットIDを指定します。
今後
Slackからの操作を予定しているので、各IDとかを検索できるコマンドも用意しないと、コマンドだけでは完結しないので、そのへんも作ろうと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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