ヤマムギ

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AWS Summit 2017 Tokyo Day2 開場~基調講演

      2017/06/06


昨年に引き続き今年もAWS Summit Tokyoへ行ってきました。

朝一の新幹線で大阪から東京へ向かいます。

基調講演会場の飛天に到着です。
今年は会場が3つに分かれていて、セッションごとに会場移動がけっこうあります。

今年もJAWS-UGブースもオープンです。
今年は朝と昼だけ少し立っていました。

いよいよDay2の基調講演です。
三味線とギターとバイオリンの派手なオープニングです。

AWS Summit 2017 Day 2 基調講演

クラウドは止められない不可逆な流れ

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 代表取締役社長の長崎さんがホストです。
今年のAWS Summit では「20,000人の事前登録」、「Breakout session 150+」、「Booth 100+」、「Speaker 150+」ということです。
また、日本国内では「10万以上の企業が利用」していて、もはや「クラウドは止められない不可逆な流れ」となっているという点はそのとおりだと思います。
また、スタートアップ支援では「1年間最大10万ドル」などの支援強化を進めているとの事でした。

1社だけでなくみんなで取り組んでいく

お1人目のゲスト、株式会社三菱東京UFJ銀行 専務取締役 村林さんからAWSを活用した取り組みについてのお話でした。
「MUFG APIs」、「 Blockchain(米Repple社協力、次世代決済ネットワークへの参画)」、「AI (Alpacaと連携)」についての取り組みについてのお話、AIについては試算したところ、「銀行本部の業務の4割」はAIに任せられるようになる結果となったとの事でした。
「1社だけでなくみんなで取り組んでいく」ということで、2年前よりハッカソンなどのイベントを行い、AWSをコアプラットフォームの一つとして採用しているので、クラウドを自律的に活用できるように人材開発を行っているということでした。
「現在10以上のサービスが稼働、100以上の検証、開発中のサービスがある」との事で、「システム」ではなく「サービス」という言葉を使われているところと、「1社だけでなくみんなで取り組んでいこう」というお話が非常に好きです。

クラウドはビジネスに必要な俊敏性を備え、持たずに利用するもの

ホストの長崎さんに戻ります。
クラウドを使うことにより、「調達時間が短縮」でき、「90以上のサービス」によりビジネスに貢献でき、さらに新機能が続々とリリースされている。
Amazon AI(LEX,Polly,Rekognition,Machine Learning)では、Amazon EchoZ(Alexa)のぎ樹と活かしている。
これらの技術により「何十人、何十時間とかかってた処理を短縮」出来る。
Amazon Lightsail 5/31より東京リージョンで使用可能との発表もありました。
通信費用込みで月額5ドルからです。
Amazon Lightsailはソフトウェア込のVPSサービスです。
このようにクラウドは持つものではなく利用するもので、その構築に時間を要するものではないとのお話でした。

お客様に素早くサービスを提供する、そのためにクラウドが必要

次のゲストはセイコーエプソン株式会社 IT推進本部 本部長の熊倉さんでした。
ICT(Information Communication Technology)がさらに重要になりクラウドなしでは実現不可能となってきた今、「Cloud first& fast」を掲げて「世界のお客様と向き合うためにはクラウドが必須であるという信念」と「信念」という言葉を使っておられたのが印象的でした。
「fast」については、「スピードを活かすこと」でコスト(時間)を圧縮し、開発コストをビジネスロジックに集中し、開発スピード向上を訴求するためサーバーレスアーキテクチャを採用していくとのお話でした。
既存システムをほぼ同じアーキテクチャで移行して、次にサーバーレスに取り組んでおられてクラウドジャーニーを体現されていると思いました。
お客様に素早くサービスを提供する。そのためにクラウドが必要、というお話には全くもって同感です。

商用からオープンソースデータベースへの移行が活発

ホストの長崎さんに戻ります。
商用からオープンソースデータベースへの移行が活発となっており、AWSのマイグレーションサービス、AWS Data Migration Service では、オンラインでマイグレーションが出来るのでダウンタイムを短縮し、スキーマの自動変換機能も持っています。
マネージドなデータベースサービスのAmazon AuroraではMySQLだけではなく、PostgreSQLも利用可能となりました。

運用で発生する問題を開発チームへマージすることでチーム内で解決

次のゲストは株式会社レコチョク 執行役員 CTOの稲荷さんでした。
着うたから始まったガラケーサイトを今年にクローズしてAWSへの全面移行が完了目前とのことでした。
今は定額制ストリーミング配信サービスが主との事で、私も個人的には配信でお世話になったりしています。
(The八番街 アルバム一覧 レコチョク)
Oracle からAmazon Aurora(MySQL)へ移行していく中で発生するチューニングを開発チームへ運用チームの一部をマージすることでチーム内で解決したそうです。
今後はVRサービスに取り組むなかでの課題(配信方法、端末負荷、画質、音質)をクラウドで解決するべく取り組んでおられ、VRライブ中継の展開やインタラクティブ、仮想空間との合成を検討されているとのお話でした。

運用は動くように開発しろと言うし、開発は動くようにチューニングしろと言う。
チームで自分ごととして出来ればそういった問題も解消されるはずだなと思いました。
その垣根を越えやすくするのもAWSだと思います。
今後のVRの方向性も非常に楽しそうでした。

フルマネージドサービスを組み合わせて運用負荷を軽減

ホストの長崎さんに戻ります。
プロフェッショナルサービス(コンサルティングサービス、導入フレームワーク)にも力を入れていく。
エンタープライズサポートでは専任24時間でサポート回数に上限はないとのことです。
また、6/2よりAmazon WorkSpacesの無料利用枠が始まるそうです。
フルマネージドサービスを組み合わせることで運用負荷を軽減していくとのキーワードがありました。

世界中の名刺を紙からEightにすることが夢

続いてのゲストはSansan株式会社のCo-founder Eight事業部 事業部長 塩見さんです。
6/11で創業10年で「ビジネスの出会いを資産に変えて働き方を改革する」事を理念にされているそうです。
名刺管理のEightの利用ユーザ150万人以上、登録名刺枚数1億枚以上となったそうです。
Eightのサーバーサイドは2012年より全てAWSで稼働しています。
AWSの新機能リリースに支えられてEightのサービスも成長しており、Eightで使っているAWSサービスは今や30種類以上となっているそうです。
AWSのメリットはセキュリティ、可用性、拡張性で、AWS利用開始から5年、サービス停止、システム入れ替えはなく、AWSが成長するからそのまま拡張していける状態を継続しているそうです。
名刺の課題は世界共通なので、世界中の名刺をEightに登録して世界中の名刺を紙からEightにすることが夢との事で、このお話は聞いてて鳥肌が立ちました。
グローバルな夢が現実的に想像出来ることがすごいなと思いました。

2018年 大阪ローカルリージョン

最後にホストの長崎さんに戻ります。

なんと2018年に大阪ローカルリージョン(最初は特定アカウントのみ)の発表がありました!
また、医薬品や医療機器のコンプライアンスへの対応などの話もありました。
クラウド推進のうまく行きやすい方法としては専任チームを社内各部メンバーでCoEとして立ち上げるといいといったお話もありました。

AWS Summit 2017 Tokyo Day2で参加したセッション

(リンクは当ブログ内のレポートページです)

そして

夜はレセプションパーティーにお邪魔しました。

@yamamanx
開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算8年目のSoftware Engineerです。
質問はコメントかSNSなどからお気軽にどうぞ。
出来る限りなるべく答えます。

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