Alexaとkintoneで大掃除の進捗を確認
Alexa skill Advent Calendar 2018に参加しました。
会社で大掃除をするということで、大掃除委員の1人に選ばれました。
せっかくなので、Alexaとkintoneで進捗を管理できたらいいなあと思いまして。
Alexaスキルの開発自体が久しぶりということもあって、今回初めてAlexa Skills Kit SDK for Python(以下ASK SDK Python)を使ってみました。
目次
ASK SDK Python
PythonはLambdaで利用できるランタイムの最新の3.7系を使ってみました。
pyenvで3.7.1をローカルのグローバルにしているので、適当なディレクトリを作って、ASK SDK Pythonをダウンロードしてみます。
1 2 |
$ pip install ask-sdk -t . |
boto3, requests, s3transferとかも一緒にダウンロードされました。
これだけ必要なのですね。
とりあえずzipに固めてみると9.9MBでした。
これぐらい大きなzipになるとLambdaのエディタで展開されないと思います。
なので、こんなときのLambda Layersです。
Lambda Layersの設定
先程固めたzipファイルをアップロードしてLayersを設定しました。
Lambdaの構成
こちらのSDK公式の初めてのスキル開発をほぼそのままで動かしてみながら、必要なところを変更していきました。
サンプルの
handler = sb.lambda_handler()
は
lambda_handler = sb.lambda_handler()
としました。
そうしないとデフォルトのlambda_function.lambda_handlerを、lambda_function.handlerにしないとならないのでコード側を変更しました。
SlotのIDをLambdaで取得する
掃除が終わった教室名は、Alexa側でスロットにしてIDをふってます。
なので、handler_inputから次のような取得方法にしました。
1 2 3 4 5 6 |
slots = handler_input.request_envelope.request.intent.slots room_slot_resolution = slots['room'].resolutions.resolutions_per_authority[0] if room_slot_resolution.status.code == StatusCode.ER_SUCCESS_MATCH: room_id = room_slot_resolution.values[0].value.id |
これをインテントで拾うようにしてみました。
やってみた
「Alexa、トレノケの大掃除でS20が終わったよ」
と言うと、kintoneのレコードが掃除済になって、
終わっていない教室からランダムで、
「次はN09の掃除をお願いします」
と言われました。
大掃除当日は複数のEchoを配置して対応しようと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
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開発ベンダー5年、ユーザ企業システム部門通算9年、ITインストラクター5年目でプロトタイプビルダーもやりだしたSoftware Engineerです。
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